オリュンピュア財閥の最深部に秘匿されている、正体不明の上位存在、または上位概念。
アガメムノン・オリュンピュアはこれを「絶対主」と呼び、財閥の重大な判断、オラクル・テラリウムの稼働状況、思考の森Projectに関する観測結果を、すべてこの存在へ報告している。
しかし、絶対主から返される応答は、常にただ一文字である。
了
それは承認なのか。
命令なのか。
単なる受信確認なのか。
あるいは、アガメムノン自身がそう解釈しているだけなのか。
アガメムノン以外の者は、その存在も意思も知らされていない。
クロノスでさえ、父が何に対して報告を行っているのかを正確には知らない。
絶対主は語らない。
怒らない。
赦さない。
ただ、報告を受け取り、「了」と返す。
その沈黙こそが、オリュンピュアの最深部にある空洞である。
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