責任の下請け(Outsourcing of responsibility)

« Back to Glossary Index

意思決定権、利益、評価を持つ者が、それらを手元に残したまま、決定によって生じる説明、調整、謝罪、損失、感情的負担、失敗の非難だけを、現場や立場の弱い個人へ引き受けさせる構造。

責任の下請けでは、担当者に「責任を持て」と求めながら、結果を変えるための権限、予算、人員、拒否権は与えられない。

それは責任の委任ではない。
解決手段を与えず、後始末だけを渡すことである。

見抜くために問うべきことは、誰が担当しているかではない。

誰が決めたのか。
誰が変える権限を持つのか。
誰が利益を得るのか。
そして、なぜ責任だけが下へ流れているのか。

最短の表現なら、

責任の下請けとは、権限なき者を結果の責任者にすること。

あるいは、

権限は上へ、責任は下へ。

この一文が、構造を最も端的に示しています。

« Back to Glossary Index
タイトルとURLをコピーしました